Jan 05, 2006

『妖怪ハンター』 / 諸星大二郎

妖怪ハンター 地の巻集英社文庫: 本
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妖怪ハンター 天の巻集英社文庫: 本
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妖怪ハンター (水の巻)集英社文庫―コミック版: 本
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「生命の木」が映画化されて、それをきっかけに、『妖怪ハンター』シリーズが、まとめて文庫化されましたよ。 自分は、諸星大二郎かなり好きだったはずなのに、半分位読んでなかった罠…。 なにせ、本屋で探しても、なかなか置いてなかったしね…。

やはり80年前後の作品が強力ですかね。 神話/民話/伝承/史実を解体/再構築して、それを更に奇想天外な方向に持っていこうとする、発想力は変過ぎ(褒め言葉)です。 特に『天の巻』に収められている、一連の“生命の木”を巡るエピソードは、氏の持ち味が溢れ出していて、強力。

以下、映画のネタバレ気味の感想。

なんか、完全に一瀬隆重の映画でしたなぁ。 諸星作品って、絵柄によって恐さが相殺されてる部分もあるので(ちょっと変で可笑しい、と言うか)、話をストレートに(所謂)「J-ホラー」の映像に変換すると、ちょっと重苦し過ぎな気も…。 後、元々、設定からしてありえない話なんで、説明台詞が多くて、原作知らない人は“…???”じゃーないかと。

しかし、全体的に諸星テイストが溢れかえっていて、好きな人には堪らんでしょうなぁ。 最後の「結局、謎は謎のまま残った」と言う台詞は、映画としては反則中の反則なんだけれど、それは諸星イズムを正しく理解した結果、と思いましょうかね(笑)。 結局、尻切れトンボ的だったけれど魅力的なキャラ、赤沼静江をメインにして「天孫降臨」をリメイクして欲しいナァ、…とか夢想してみましたよ。

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