Jan 03, 2006
"Martin Scorsese Presents the Blues: Godfathers and Sons"
ポーランド系移民のレナードとフィルのチェス兄弟が1948年に設立したシカゴ・ブルースの名門レーベル“チェス・レコード”。50年代には多くの才能を輩出して黄金期を迎え、68年にはマディ・ウォーターズがヒッピー・ムーヴメントを反映したサイケ・ロック色の強いアルバム“エレクトリック・マッド”を発表。だが、その革新的なサウンドは当時評価されることはなかった。やがて現代、ブルースに同じスピリットがあることを再認識したヒップホップ歌手の面々は、ブルースとヒップホップの画期的なコラボレーションを目指していく。
TSUTAYA DISCAS 宅配DVDレンタル|ゴッドファーザー&サン
毎度の如くDISCASで借り…ようとしたら、なかなか借りられなくて、結局近所のTSUTAYAで借りてしまったブツ開陳。
Chuck D.(ex.:Public Enemy)がMuddy Watersの'68年作"Electric Mud"を聴いて感動し、思わずChess Recordsの二代目Marshall Chessにe-mailを送ったことから始まった、コラボレーション計画。 レコーディング計画と並行して、二代目による創業者と当時のレーベル事情の回顧、今のシカゴの街並み、現代に息づくシカゴのブルース、等々が折り重なるように描かれています。
正直、冗長と言うか、中だるみまくり。 まぁ、Chess Recordsをキチンと説明しようとすると、仕方ないんですがね…。 でも、演奏シーンが多いのが救いですかね。 セッション収録以外にも、シカゴで行われているコンサートの模様が多数収録されていますから、ブルースだけ目当ての人が観ても大丈夫、でしょう…?! それにしても、演奏シーンになると、途端に画面が熱気を帯びてきて、空気が引き締まる感じ、なのは、各々のミュージシャンのエンターテイナー気質が、まだまだ衰えてない証拠かなー、と。 特にIke Turner(ex.:Ike&Tina Turner)が弾き倒すピアノの熱さは尋常じゃないですよ。
セッションで出てきた"Electric Mud"のオリジナル演奏陣、Pete CoseyやLouis Satterfieldが、指捌きとか全然衰えていなくてビックリ。 このアルバム、今聴いてもホント面白いですね。 叩き倒すドラムに、ウネウネ動くベースライン、金切りギターとフリーキーなサックス、なのに主役の歌は、そのノリに流されずにブルーズ、と。 こう言うのを面白がって作れたChessの懐の深さは流石ですなぁ。 そう言えば、このアルバムはCharles Stepneyがアレンジを担当しているし、ベースを弾いていたLouis Satterfieldは、その後EW&Fにトロンボーン奏者として参加するんですが、Maurice Whiteも当時Chessのセッションドラマーだったし、この頃からシカゴコネクションは培われていたのかなー、って想像すると面白いですね。
途中で、Paul Butterfield Blues Bandの話が唐突に出てきて「…???」って思ったんだけど、それはMuddy Watersと当時のロック勢とのコラボレーションである"Fathers and Sons"、その現代版がこの映画だよ、ってことなんでしょうが、ちょっとそこら辺、説明不足かも…。
結局、完成したコラボレーション曲の完全版はDVDでは聴くことが出来なくて、サントラを聴くしかないんですか、と…。 映画では断片的にしか写されないライヴも、フルサイズで収録されているようなので、やっぱサントラ買ってみますかね…。
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