Jun 03, 2004

Discover Of Cover : "What's Going On"

What's Going On(1971) / Marvin Gaye

ちょっと反応遅いのですが、jm's myTasteのTrackback企画に乗ってみようかと。 で、カヴァー曲って言っても色々あるのですが、名曲中の名曲(?)"What's Going On"のカヴァーで。

Live(1972) / Donny Hathaway Talk To The People(1972) / Les McCann Orgasm: The Very Best of the Westbound Years(1993) / Ohio Players

"What's Going On"は、既にスタンダードと言って良い曲だと思うのですが、それだけに安易なカヴァーも多いわけで。 やっぱりあの曲は、Marvin Gayeの声+歌唱+当時の熟練の演奏陣による演奏が合わさって出来た「音」だと思うんですね。 だから単純に譜面をなぞっただけでは、薄っぺらいものになってしまうと思うのです(実際薄っぺらい物も多い)。

オリジナルの"What's Going On"は、イントロの街の雑踏のざわめきの中を縫う様にして、サックスのイントロが始まるのですが、その1〜2秒後に"Everything is everything !"という掛け声が聞こえます。 言うまでも無く"What's..."が出る1年前に出されたDonny Hathawayのデビューアルバムのタイトルです。 Marvinは、"What's..."を作る前にDonnyのアルバムをよく聞いていたそうで、だからDonnyへの賛辞を、隠しメッセージとして、曲の中に織り込んだのでは…、と思うのです。 故に、次の年('72)に出たDonnyのアルバム『Live』で"What's..."を取り上げているのは、DonnyのMarvinへの返礼だと思えてならないのです。

アルバム『Live』でのDonnyの躍動的な演奏、特にリズミックなWurlitzerとリズムアレンジは、後々の多くのミュージシャンに影響を与えたと思うのです、が…?

Les McCannはのカヴァーは、ぐっとテンポを落とした、荘厳なアレンジ。 ゆらゆら揺れるWurlitzerと、オヤジ声歌唱、途中のクワイア風のコーラスの、妙な調和によって、なんだか幻想的な雰囲気すら漂います。

Ohio Playersのヴァージョンは、ひたすらえろい。 ヨレた歌唱、ルーズなリズムアレンジ、ホーンセクションのアレンジ、どれも一つ一つがえろい、としか言いようが無い出来です。 歌詞中の"You know we've got to find a way / To bring some lovin' here today"を、ここまで体現したアレンジ/演奏もないでしょう。 そう言えばMarvin Gayeは、最初から最後まで“聖と性”のギリギリの境界線をふらふら歩いた人だったことよ、とか思い出しました。

Japan Music Blog連携TB企画 第14弾/Discover Of Cover

うちのBlogも昨日で1年経過しました。思えば良く続いたもんだ。それもこれも一方通行の情報発信ではなくコメント、TBでいろいろなコミュニケーションがあるからだね。最近で言えば自分のBlogネタで一番Hitしたんじゃないかと思われるJapanMusicBlogの活動(というほど実は何もしてないのだが・・・)が面白くて、マンネリ打開になっているのは間違いない。 そこで、jm's myTaste開設1周年記念企画(正確にはBlogger期も含む)、Japan Music Blog恒例の連携TB企画第14弾、行ってみたいと思います。 ”Discover of Cover” あなたのオススメのカバー曲は? カバー=原曲を別のartistが演じたもの。オリジナルの魅力とはまた少し違った角度から、その曲自体の魅力が発見され、場合によってはオリジナル以上に良い場合もあったりします。そんなカバー曲についてのオススメを紹介してみたいと思います。 と、思いついたまでは良かったのだが、これもいっぱい有り過ぎてどこから選べばいいもんだか・・・。とりあえず得意技から始めて、なんらか繋がりのあるものを紹介して行きたいと思います。...

Posted by jm's myTaste at 2004/06/03 (Thu) 23:34:46

こんばんは。ご参加ありがとうございます。Dannyのこれは最高ですよね。Marvinのを超えているかもしれません。それにしてもOhioのジャケはいつもエロ全開ですね:P

Posted by JM at 2004/06/03 (Thu) 23:36:48

Everything is everything !

ホントに聞こえますねー、知らなかった。エントリーにあるような推理を読むと、生々しく聞こえました。それにしてもお詳しいですねー、オハイオなんかもカバーしてるんですか! ちょっと調べたら、そのver.を Pete Rock & C.L. Smooth が".Lots of Lovin"でサンプリングしてるそうです(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002H84/ 四曲目)。メローでよさそうな曲。そういえば、永遠のモータウン(Standing in the shadows of MOTOWN) の中ではCHAKA KHAN が歌っているそうで、気になります。

Posted by jun at 2004/06/04 (Fri) 00:36:33

> JMさん

Dnny Hathawayと言えば、"Love, Love, Love"も原作者J.R. Baileyのヴァージョンより良かったりしますね。『Orgasm』はWestbound期のベストなんですが、Westbound期Ohio Playersは、後のMercury時代よりジャケがえろいような気がしますねぇ…

Posted by 真吾@管理人 at 2004/06/05 (Sat) 00:30:33

> junさん

Pete Rock & C.L. Smoothの1stを引っ張り出して聴いていたら、なんかもう一つエントリ書けました(笑)。『永遠のモータウン』観ましたよ。 Chaka Khanの"What's Going On"は無茶苦茶ハラハラしますよ。 だって、出演者全員きちんと原曲を踏襲してるのに、彼女だけ崩しまくり、それもあの名曲を!、と。 まぁ、Chaka Khanだからこそ、それも許されるのですが…。

Posted by 真吾@管理人 at 2004/06/05 (Sat) 00:33:45

”Discover of Cover” あなたのオススメのカバー曲は?

”Discover of Cover” あなたのオススメのカバー曲は? って企画があります。なので、僕も参加してみようかなと。ただ、トラバが大量に付いてて、全部チェックするのが面倒なんで、もしかしたら誰かと紹介曲がかぶってるかもしれません。悪しからず。で、紹介曲だ。…

Posted by キャラメルママBlog 〜映画、音楽、書籍、ニュースetc at 2004/06/05 (Sat) 20:54:34
http://halflite.net/d/music/d04060301.trackback

writeback message: Ready to post a comment.